2000年7月29日から8月6日の約1週間にわたって、ドイツのキュルテンにおいて「Stockhausen Courses Kuerten 2000」と題されたシュトックハウゼンの音楽に関する講習会が行われました。
私はこの講習会を受講し、シュトックハウゼンの多くの作品の作曲者自身の監修による多くのコンサートやリハーサルを聞き、シュトックハウゼン自身による「シリウス」の楽曲分析をテーマとした8回にわたる講議、シュトックハウゼンの音楽を熟知したすばらしい演奏家によるレッスンを体験しました。
これらのすべてが、私の予想をはるかに超えた非常に充実した内容で、作曲者自身の監修による演奏の極度の完成度に驚くと共に、「神秘主義」というひとことで音自体もまともに聴かれぬまま不当な評価を受けているシュトックハウゼンの近作のすばらしさ、シュトックハウゼンの勤勉な人柄に直接接した体験を日本の皆さんにもぜひ知って頂きたいと思い、この講習会のレポートを少しずつ書いて行きたいと思います。
ちなみにこの講習会、演奏家、作曲家、音楽学者はもちろん、シュトックハウゼンの音楽を愛する聴衆のみなさんにも受講資格があります。たった3万円弱の受講料を払うだけで連日の素晴らしいコンサート(今年度は9回のコンサート)、レクチャー、レッスンやリハーサルの見学ができるという非常に素晴らしいセミナーです。
このレポートを読んだ方のどなたかが来年度以降のセミナーに参加してもらえれば非常に嬉しいです。