August 28, 2003

Michael Brecker: Wide Angles

マイケル・ブレッカーのこの新しいアルバムはギル・ゴールドスタインのアレンジによるラージ・アンサンブルとの共演によるものです。このアンサンブルはトランペット、トロンボーン、ホルン、フルート、クラリネット、オーボエ、ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ、ギター、ベース、ドラム、パーカッションという編成でクラシカルなオーケストラやビッグバンドのどちらとも違う独特な色合いを持っています。ヴァイオリン以外の全ての楽器は1人ずつなのでひとりひとりのサウンドが主張していて、その集積が生み出す音色の混ざり具合がとても面白いです。

この素晴らしいアンサンブルに触発されてか、マイケル・ブレッカーのプレイも冴え渡っています。
この人のテクニックはほんとうに見事なので、どんな速いフレーズを吹いてもなんでもないように聞こえてしまい、それが逆にハートのないメカニカルなものに感じられることもある、という欠点を持っているのですが(といっても相当高いレベルでの小さな不満です)、ここではいつになく熱いテンションを感じる事ができ、それがいつもながらの超絶技巧と結びつく事で凄まじい世界を作り出しているのです。

ほとんどが彼のオリジナル曲ですが、込み入ったリズムやハーモニーの仕掛けが効果的ですし、ファンクっぽいナンバーがあったりと変化にも富んでいて、何度も聴きたくなります。

まっちゃん@シリウス : August 28, 2003 09:48 PM | トラックバック (2) | Jazz

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