September 13, 2003
Albert Ayler: The Hilversum Session
アイラーがドン・チェリー、ゲイリー・ピーコック、サニー・マレイと組んだカルテットによる録音。
アイラーの曲はどれも黒人霊歌を思わせるシンプルなものばかりですが、それがアドリブに入ると突然抽象的で無調的なものに変わっていくのは、彼の音楽の典型的なスタイルです。一応、テーマ〜各メンバーのアドリブ〜テーマの再現、というジャズのオーソドックスなスタイルからはそれほど離れていませんが、この4人の名手のインプロヴィゼーションが生み出すきらめくような音楽を聴いていると、こうした構成が逆転して、混沌とした響きの中から、シンプルなメロディーが表れ、そしてもともとの複雑な響きの中に消えていくようにすら感じられます。
ドン・チェリーの自由奔放で輝きに満ちた演奏はこのアルバムに大きな花を添えていますが、しっかりとバンドの音楽を支え、変化に満ちたリズムとハーモニーの土台を生み出している若き日のゲイリー・ピーコックの貢献も忘れるわけにはいきません。
まっちゃん@シリウス : September 13, 2003 10:42 PM | トラックバック (0) | Jazz
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