November 17, 2003

John Lennon: Plastic Ono Band

coverなぜか「ジョンの魂」と訳されているこのアルバムですが、確かにジョンの魂の叫びの詰まった彼の1stソロ・アルバムにして最高傑作です。
久々に聞き返してみましたが、やっぱり壮絶なアルバムです。
ジョン自身のギターあるいはピアノにクラウス・ヴーアマンのベース、リンゴのドラムという最低限の編成で基本的にオーバーダブもなし、という切り詰めた音の中から立ち現れるジョンの歌声というよりは叫びには鬼気迫るものがありますし、「イマジン」以降のアルバムに加えられる本人曰く「砂糖」的な要素は皆無なので、このアルバムに対峙するためにはそれなりの精神集中が必要となります。

この厳しいアルバムのなかでもっとも甘い(それでも苦いですが)曲はLoveだと思いますが、Love is realという歌詞がいきなりグサッときます。聖書の愛についての言葉をジョンなりに書き直したものともいえますが、聖書とは発想がこのひとことから全く違いますし、彼のヨーコとの馴初めを考えるとたしかにそうだな、と思えます。

ちなみに画像からリンクしているアルバムは数年前に新たにリミックス、リマスターされたものです。多くのファン同様私もこの新しいミックスに違和感を感じたのですが、時をおいて聞き直してみると、オリジナルのサウンドのイメージも尊重しつつ、当時の技術的制約でジョンの頭の中のアイデアが実現できていなかったであろうサウンドは最新技術で実現させよう、というコンセプトで、受け入れられるようになってきました。

まっちゃん@シリウス : November 17, 2003 09:27 AM | トラックバック (0) | John Lennon

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