March 15, 2006

双子座三重奏団ライヴ曲目解説(抜粋)

4月7日の双子座三重奏団のライヴの曲に関する情報を若干お知らせします。

M. カーゲル:ヒポクラテスの誓い(1984)
3手ピアノのための小品。つまり中川氏に加えて、曽我部氏と私もピアノを演奏します(汗)。
もっとも第1奏者はほとんど全曲にわたってピアノのボディを打楽器的に叩くだけですが。。

M. カーゲル:Rrrrrrr...(1981/82)(日本初演?)
カーゲルは同名の様々な楽器編成のための曲集を作曲していますが、今回演奏するのは声のための曲集で4曲からなっています。

1. revolution speech
2. rural blue
3. rappresentazione sacra
4. railroad song

本来は声のア・カペラ、もしくは声とピアノのための作品ですが、楽譜の注意書きに他の楽器編成で演奏する事も可能と書かれているので、トランペットも加えたスペシャル・ヴァージョンでの演奏となります。
最終曲のrailroad songではSLの録音に生演奏が加わる珍品です。

A. ルシエ:バリトンと正弦波のための音楽(1993)(日本初演?)
2声による、ゆっくりと音高をスライドさせてゆく正弦波の録音にバリトンが加わる事により生じる唸りを聞くひたすらストイックな作品です。

W. A. モーツァルト:カノン「マルスの神話を読むのは難しい」(1788)他
モーツァルトは様々な機会のためにカノンを作曲していますが、中にはモーツァルトお手製によるとんでもなく「お下劣な」歌詞を伴ったものがあることはよく知られています。日本語訳詞でも演奏する事によって、その面白さが伝わると宵のですが。。

松平敬:まそなつかか(2006)(世界初演)
倍音唱法(ホーミー)を中心とした主要部分と、それとは全く関係のない挿入部の交替による今回のライヴのための新作。

中川俊郎:海のきりん(1995)
谷川俊太郎の詞による歌曲作品。
基本的に「日本歌曲」風ではありますが、随所に中川氏らしい奇抜な逸脱があります。
その他、今回のライヴのための新作も作曲する「予定」です。

C. フォックス:「ジェネリック・コンポジション」(1999-2000)より
Generic composition#2 for a keyboard instrument
Generic composition#5 for a sliding instrument
Generic composition#6 for a valved brass instrument

曽我部清典:プレリュード「春の宵」(2006)〜一人の奏者と聴衆のための〜(世界初演)

などなど。

演奏会自体の事についてはこちらをどうぞ。

まっちゃん@シリウス : March 15, 2006 11:38 AM | トラックバック (0) | コンサート情報

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コメント

双子座三重奏団のファンなら、たいていのことには驚かないと思いますが、ルシエの微細振動音楽にはどんな反応が返ってくるでしょうね。

ルシエといえば、睡眠用音楽に使えないかと思ってやってみましたが、ダメでした。CTIスキャン検査受けているような気分になりました(笑)

りろ@涅槃 : March 17, 2006 04:41 AM

ルシエはサイン波の収められているCD-Rとともに演奏しますが、クラシックのコンサートをやるような普通のホールでこうしたものを演奏しようとすると結構面倒だったりします。
今回のようなライヴハウスであればPAにオプション料金取られる、ということもないので、こうした作品もどんどん演奏できて便利です。

「唸り」という微妙な音響をうまく聞かせるために、音量のバランスがうまくいくかどうかが鍵ですが、これは現場に行ってみないと分かりませんね。

まっちゃん@シリウス : March 17, 2006 09:03 AM
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