December 11, 2006

低音デュオ初リハーサル

昨日テューバの橋本さんと行う21日の低音デュオ・ライヴの初リハーサルを行いました。
「怪盗キクノロと名探偵アキチ君」と中世ポリフォニーものを中心に練習しましたが、「キクノロ」での橋本氏の超絶テューバにはぶったまげました。もともとコントラバスのために書かれた至難なパートを特殊奏法も交えて吹きまくる様は一見の価値ありでしょう。
私はこの曲では「語り」を担当しますが、かなり入り組んだテューバのパートとタイミングを見計らいつつ、同時に怪盗キクノロ、アキチ警部、地の語りと3通りの声色を使い分けなくてはならないので私も決して楽ではありません。

一方、セルパンとバリトンという奇妙な編成で中世の2声ポリフォニー小品を演奏しますが、音域、音色、ヴォリュームのバランスなど実はかなりフィットしていて、予想以上に面白そうなものに仕上がりそうな予感がします。
パレストリーナ的な均整のとれたポリフォニーとは対極にある、歪で野蛮な感触すらある作品(平行5度進行のような後世では忌避される響きが頻出します)、メリスマを多用した古雅な味わいの作品など、たった2声でも色々と出来ることを実感出来るのではないかと思います。ちなみに最も古いものではペロタンなどノートルダム楽派を思わせるオルガヌム風なものも演奏しますから、12世紀から21世紀までほとんど1000年に渡る時代を一晩の演奏会で体感することになります。
舞曲風なリズムを持つ曲では私が歌いながら数種類の打楽器を演奏しますが、これも中々面白い響きになると思います。

ちなみに演奏する予定の中世作品は以下の通りです(時代順)。

Domino fidelium jubila 作者不詳(12世紀)
Domino 作者不詳(13世紀)
Roma gaudens jubila 作者不詳(12〜13世紀)
Non al suo amante 作曲:Jacopo da Bologna(14世紀)
Io son un pelegrin 作曲:Giovanni da Cascia(14世紀)
An heavenly song 作者不詳(14〜15世紀)
Lullay lullow 作者不詳(14〜15世紀)
Enforce we us with all our might 作者不詳(14〜15世紀)

演奏会のご予約申込はこちらからどうぞ。

まっちゃん@シリウス : December 11, 2006 08:49 PM | トラックバック (0) | コンサート情報

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