May 19, 2004

『光』概要

以前このweblogで掲載していた「『光』の概要」を単独のhtmlファイルにまとめてアップロードし直しました。なお、その際に「日曜日」関連のCD情報なども最新のものに修正していますので興味のある方はチェックして下さい。

こちらからどうぞ。

投稿者 まっちゃん@シリウス : 10:23 AM | コメント (0) | トラックバック

September 21, 2003

SONNTAG aus LICHT

日曜日 Sonntag(エーファとミヒャエルの神秘の結婚の日)

日曜日
太陽の光
神秘的な結婚 エーファ − ミヒャエル
ため息 − 歓呼 − 誠実
金色 − バセット・ホルン − トランペット
光 − 直観
意志の力 − 神の響き "HU"



作品の構成と楽器編成:

第一場面 光 - 水 Lichter-Wasser(日曜日の迎え)★CD58>>S
 └sop., ten., synth. /
 客席内にちりばめられたオーケストラ:
  2 fl., ob., e-hrn., e♭-cl., cl., b-cl., 2 fg., br-sax., 2 hrn., 2 tp.,
  t-hrn., euph., 2 tb., tuba, 5 vln., 5 vla.
 
 
第二場面 天使 - 行進 Engel-Prozessionen
 └客席を移動しながら7つの言語で歌う7群の合唱とトゥッティ・コーラス
 
 
第三場面 光 - 絵 Licht-Bilder(未初演)
 └for b-hrn, fl. with ring-modulation,
  ten., tp. with ring-modulation, synth.
 
 
第四場面 香り - 徴 Düfte-Zeichen
 └2 sop., alt., 2 ten., bar., bas., boy soprano, synth. /
 7種類の香り

・入場
・タイトル
・月曜日の香り、徴  月曜日のソロ sop.
・火曜日の香り、徴  火曜日の二重唱 ten., bas.
・水曜日の香り、徴  水曜日の三重唱 sop., ten., bar.
・木曜日の香り、徴  木曜日のソロ ten.
・金曜日の香り、徴  金曜日の二重唱 sop., bar.
・土曜日の香り、徴  土曜日のソロ bas.
・日曜日の香り、徴  日曜日の二重唱 sop., ten.
・7つの 香り - 徴 2 sop., 2 ten., bar., bas.
・騒乱
・アルトのソロ
・アルトとボーイ・ソプラノの二重唱
 
 
第五,六場面 至高 - 時(結婚)Hoch-Zeiten★>>#S
 └2つの別のホールで同期して演奏される合唱とオーケストラ:
 5つの異なるテンポで演奏する5群のオーケストラ:
  3 fl., 3 vln., perc. / 3 ob., 3 tp., perc. / 3 cl., 3 vla., perc. /
  3 hrn., 3 fg., perc. / 3 tb., 3 vlc., perc. / 2 synth.
 5つの異なるテンポと言語で演奏する5群の合唱:
  sop. 1(e.g. 3+3 or 4) with 1 antique cymbal /
  sop. 2(e.g. 3+3 or 4) with 4 rin /
  alt.(e.g. 4+4) with 4 plate bells /
  ten.(e.g. 4+4) with 4 Thai gongs /
  bas.(e.g. 4+4) with 4 sound plates /
  1 tp.
 
 
日曜日の別れ(2004年夏に初演予定)
 └5 synth.


関連作品:
・ルツィファーの牢獄
(シュトックハウゼン曰く、ルツィファーのフリーク達によってどこかの地下深くで演奏されれば良い、と。おそらく作曲の整合性を保つためだけの概念上のみの作品。)


ひとこと:
この大まかな構想を見ただけで、この作品のただごとではない雰囲気を感じられると思います。天国的な美しさを湛えたLichter-WasserのCDはとりあえず必携でしょう。

投稿者 まっちゃん@シリウス : 12:00 AM | コメント (0) | トラックバック

September 20, 2003

SAMSTAG aus LICHT

土曜日 Samstag(ルツィファーの死の日)CD34

土曜日
土星の光
死の日 − ルツィファーの日
泣く − 大胆
黒 − 氷青黒色 − バス
火 − 転換 − 考える
悟性 − 知性 − 燃える知性



作品の構成と楽器編成:


土曜日の迎え(ルツィファーの迎え)
 └客席のまわり4箇所から演奏されるアンサンブル:
  8 hrn., 2 tublar bells (正面) /
  2 a-tb., 2 t-hrn., 4 euph., 2 gamlan gongs (後方) /
  6 tb. (右側) / 4 tubas (左側)


第一場面 ルツィファーの夢★S[ピアノ曲XIII★CD33,56>>#]
 └pf., bas.


第二場面 カティンカの歌(ルツィファーのレクイエムとして)★#>>
 └fl., 6 perc.
 [フルートと電子音楽のための版CD28#]


第三場面 ルツィファーの踊り
 └bas., p-tp., picc. /
  巨大な顔の形に配置された吹奏楽団:
  右眉毛:6 cl., 3 b-cl., perc. / 左眉毛:6 fl., 3 b-hrn., perc. /
  右目:2 ob., 2 e-hrn., 2 fg., k-fg., perc. /
  左目:2 s-sax., 2 a-sax., t-sax., br-sax., bs-sax., perc. /
  右頬:6 tp., 3 tb., perc. / 左頬:6 tp., 3 tb., perc.
  小鼻:perc. / 上唇:8 hrn., perc. /
  下顎:2 a-tb., 2 t-hn., 4 euph., 4 tubas, 2 perc.

・左眉毛の踊り
・右眉毛の踊り★#
・左目の踊り
・右目の踊り
・左頬の踊り
・右頬の踊り
・小鼻の踊り★>>#
・上唇の踊り★CD35,43>>#
・涙の踊り
・舌先の踊り★CD28,57#
・リボンの踊り
・下顎の踊りCD44
・トゥッティ
〜オーケストラのストライキによる演奏中断


第四場面 ルツィファーの別れ
 └male choir(13 ten., 13 bas.), organ, 7 tb.


関連作品:
夢のフォーミュラ★CD27


ひとこと:
「ルツィファーの踊り」のように妙に高揚感のある場面もありますが、それ以外の部分では非常に暗いトーンが支配的なので、「光」をこれから聴いてみようという方が一枚目に聴くものとしてはあまりお勧めできません。実はどの作品も素晴らしいですけど。。。

投稿者 まっちゃん@シリウス : 12:00 AM | コメント (2) | トラックバック

September 19, 2003

FREITAG aus LICHT

金曜日 Freitag(ルツィファーのエーファへの誘惑の日)★CD50#

金曜日
金星の光
誘惑 エーファ − ルツィファー
ヨーデル − 安定
オレンジ色 − バセット・ホルン − トロンボーン
炎 − 感じる − 触れる
知識 − 理性



作品の構成と楽器編成:


金曜日の迎え
 └電子音楽
 
 
金曜日の誘惑★>>#S
(2幕の、電子音楽を伴う12のサウンド・シーンと10のリアル・シーン)注)
 └sop., bar., bas., fl., b-hrn. / synth. /
 children's orch., children's choir, 12 choir singers /
 electronic music with sound scenes (24-track tape)

<第1幕>
*サウンド・シーン1
*サウンド・シーン2
・求婚★CD65
*サウンド・シーン3
・子供のオーケストラ★CD65
・子供の合唱★CD65
・子供のトゥッティ★CD65
*サウンド・シーン4
*サウンド・シーン5
*サウンド・シーン6
・同意★CD65
*サウンド・シーン7

<第2幕>
・堕落★CD65
*サウンド・シーン8
*サウンド・シーン9
・子供の戦争★CD65[ピアノ曲XVII★CD57>>#, コメット>>#]
*サウンド・シーン10
*サウンド・シーン11
・後悔★CD65
*サウンド・シーン12
・ELUFA★CD65#
・合唱の螺旋★CD65


金曜日の別れ
 └電子音楽


関連作品:
・サウンドシーンを伴う「金曜日」の電子音楽CD49
・宇宙空間(=「金曜日の迎え」+「金曜日の別れ」)
・「金曜日」のカップルたち★CD48
・ピアノ曲XVI★CD57>>#
・2組のカップルCD64
・「コメット」の電子音楽★CD64
・フライアCD32,57>>#


注)サウンド・シーンは男性と女性の声をヴォコーダーなどで電子的に変調したものを素材にした12チャンネルの電子音楽による部分、リアル・シーンは通常のオペラのようにステージ上で歌手、楽器奏者によって演じられる場面。

投稿者 まっちゃん@シリウス : 12:00 AM | コメント (0) | トラックバック

September 18, 2003

DONNERSTAG aus LICHT

木曜日 Donnerstag(ミヒャエルの学習の日)CD30

木曜日
木星の光
学習の日 − ミヒャエルの日
話す − 努力(努力なしには報酬もなし、なんてこった…)
青 − テノール
エーテル − 聞く
愛 − 叡知 ( MICHA − Tromba )



作品の構成と楽器編成:


木曜日の迎え(ミヒャエルの迎え)
 └3 tp., 2 hrn., 2 tb., tuba, pf., perc.


第一幕 ミヒャエルの若き日
 └sop., ten., bas. / 3 actors / tp., tb., b-hrn / pf. / tape

・幼年時代
・MONDEVA(月のエーファ)CD28>>#
・試験★CD43>>#[ピアノ曲XII CD56#]


第二幕 ミヒャエルの地球一周旅行 [ 小編成版 ECM1406 437 188-2 ]
 └tp., b-hrn., 2 cl. / orch. of 28 musicians

・登場[登場とフォーミュラCD43>>#]
・告別(ミヒャエルのフォーミュラ)
・出発
・第一留:ドイツ
・第二留:ニューヨーク
・第三留:日本
・第四留:バリ
・第五留:インド
・第六留:中央アフリカ 逆回転
・第七留:エルサレム
・停止 EMI7243 5 56645 2 5
・使節[使節と昇天★CD32>>#]
・嘲笑
・磔刑
・昇天


第三幕 ミヒャエルの帰郷
 └sop., ten., bas. / 3 actors / tp., tb., b-hrn / 2 s-sax.
  orchestra of 61 musicians, 5 choir groups, /
  elec. organ or synth., tapes
・祝祭
・ヴィジョン★>>#


木曜日の別れ(ミヒャエルの別れ)>>#
 └5 tp.


第一幕の関連作品
・見えない合唱(8チャンネルの電子音楽)★CD31>>#S
・TANZE LUZEVA CD28
・BIJOU★CD28

第三幕の関連作品
・ドラゴンの決闘★CD43


ひとこと:
1980〜82年に録音された「木曜日」全曲版のCDは、この作品の複雑で繊細な音響を捉えるのに十分なクオリティで録音、ミックスされているとは言えない(当時の録音技術の限界もあるとは思います)と感じます。
第二幕に関してはECMの小編成のヴァージョンではなく、全曲版の方をお勧めしますが、第一幕、第三幕に関しては、後に優秀な音質で録音された関連作品に十分親しんだ後に全曲版を体験した方がこの作品の魅力がより味わえると思います。

投稿者 まっちゃん@シリウス : 12:00 AM | コメント (0) | トラックバック

September 17, 2003

MITTWOCH aus LICHT

水曜日 Mittwoch
(エーファ、ミヒャエル、ルツィファーの協調の日 )

水曜日
水星の光
平和 − 歌う
友情(そのように神様は願っている!)
黄色 − ソプラノ − テノール − バス
空気 − 見る
調和 − 芸術



作品の構成と楽器編成:


水曜日の迎え★CD66>>
 └電子音楽


第一場面 世界議会★CD51>>S
 └choir a cappella


第二場面 オーケストラ・ファイナリスト★CD52>>
 └13人のオーケストラ奏者 / Electronic and Concrete Music

・オーボエ>>#
・チェロ
・クラリネット
・ファゴット
・ヴァイオリン
・チューバ
・フルートCD57
・トロンボーン
・ヴィオラ
・トランペット
・コントラバス
・ホルン
・トゥッティ


第三場面 ヘリコプター弦楽四重奏曲★CD53S
 └string quartet, 4 helicopters


第四場面 MICHAELION★>>S
 └choir, bas. with short-wave receiver /
  fl., b-hrn., tp., tb. /
  synth., tape

・議長
・LUZIKAMEL
・KAKABEL
・SHOE-SHINE SERENADE
・ラクダの踊り
・闘牛
・交換手
・BASSETU-TRIO(メリーゴーランド)★CD55
・人間たちよ、聞きなさい(宇宙六重唱)


水曜日の別れ★CD55>>#
 └Electronic and Concrete Music


第四場面の関連作品:
・THINKI CD57
・ロータリー木管五重奏曲

その他の関連作品:
・LICHT-RUF CD64S
・EUROPA-GRUSS★CD64>>#S
・LITANEI 97★CD61S
・TRUMPETENT(トランペッ「テント」)


ひとこと:
一般の人たちの間でも有名な「ヘリコプター弦楽四重奏曲」はとても素晴らしい作品ですが、「光」の諸作品に親しみ、ミヒャエル、エーファ、ルツィファーのそれぞれのフォーミュラを口ずさめる程度まで習熟していないと、おそらくこの作品の素晴らしさを全く理解できないと思われます。
つまり「光」上級者向けの作品であり、「光」初心者には全くお勧めできません。

これらのフォーミュラを学習するためにBASSETSU-TRIO(CD55)の録音がとても役に立ちます。このCDのトラック13以降においてこれらの3つのフォーミュラがそれぞれの楽器によって(音高やテンポの移調はあるものの)ほとんど原形に近い形で聞く事が出来るからです。何度かこのフォーミュラが繰り返されるのですが、トラック15では本来の楽器によりそれぞれのフォーミュラが演奏されます。
ちなみにトラック12ではフォーミュラのさらに核となるセリーの形で演奏されています。

投稿者 まっちゃん@シリウス : 12:37 AM | コメント (0) | トラックバック

September 16, 2003

DIENSTAG aus LICHT

火曜日 Dienstag(ルツィファーとミヒャエルの戦いの日)★CD40

火曜日
火星の光
戦いの日 ルツィファー − ミヒャエル
叫ぶ − 勇敢さ
赤 − トランペット − トロンボーン
大地 − 味わう
理想 − 献身



作品の構成と楽器編成:


火曜日の迎え
 └solo sop. / 9 tp., 9 tb., 2 synth. / choir

・歓迎
・平和の迎え


第一幕 暦年★CD29S>>
 └ten., bas. / 4 synth., 3 picc., 3 s-sax., 1 guitar, 3 perc.


第二幕 侵略 ー 「爆発」そして「別れ」★S
 └solo sop., ten., bs. / 3 tp.(1番奏者はf-hrn.持ち替え), 3 tb., 2 synth., 2 perc., /
  6 tutti tp. and 6 tutti tb. (ad lib.) / choir. / 8-track tape

・第一防空戦
・第一侵略
・第二防空戦
・第二侵略
・ピエタ★CD43, EMI7243 5 56645 2 5>#
・第三侵略(爆発)
・彼の世
・SYNTH-FOU(シンセ・マニア)[ピアノ曲XV CD42>>#]
・別れ


第一幕関連作品:
・ピッコロ CD28
・サクソフォーン #

第二幕関連作品:
・オクトフォニー★CD41>>#
・SIGNALE CD44>>#

その他の関連作品:
・SUKAT★CD32>>#


ひとこと:
特に第二幕は音響がど派手でカッコいいので「光」初心者の方に強くお薦め致します。

投稿者 まっちゃん@シリウス : 02:07 PM | コメント (0) | トラックバック

September 15, 2003

MONTAG aus LICHT

月曜日 Montag(エーファの誕生の日) CD36

月曜日
月の光(一週間は熱く始まる…)
エーファの日 − 子供たちの誕生
ざわめく − 勇気
緑色 銀緑色 − ソプラノ
水 − 匂いをかぐ
儀式 − 魔法



作品の構成と楽器編成:


月曜日の迎え(エーファの迎え)>>★
 └バセットホルンの多重録音を中心とした電子音楽


第一幕 エーファの最初の出産
 └3 sop., 3 ten., 1 bas.,1 actor /
  choir(tape), children's choir(7 sop., 7 alt.) /
  modern orchestra (注

・懐妊
・Heinzelmänchen
・誕生のアリア CD38
・こども達の大騒ぎ
・ルツィファーの怒り CD63>>#
・大いなる嘆き


第二幕 エーファの二度目の出産
 └7 solo boy singers / b-hrn, 3 basset-teases /
  pf. / choir(tape), girls' choir /
  modern orchestra

・少女の行進 ★CD38
・ピアノ曲による受胎★CD38 [ピアノ曲XIV CD56>>#]
・再誕生
・エーファの歌 [WOCHENKREIS ★CD32, 7つの曜日の歌 ★CD63 >>#S]


第三幕 エーファの魔法
 └b-hrn., a-fl. and picc. /
  choir, childeren's choir / modern orchestra

・遣い [AVE ★CD24 >>#]
・Der Kinderfänger(ハーメルンの笛吹き)★CD63 >>#S
・誘拐 CD57,63 >>#S


月曜日の別れ(エーファの別れ)
  └ピッコロや声などを素材にした電子音楽


第一幕関連作品:
・誕生の祭 CD37

第三幕関連作品:
・SUSANI CD32
・SUSANIs ECHO CD28#
・エーファの鏡像 CD32

その他の関連作品:
・Xi ★CD28,32 >>#
・YPSILON CD28,32>>#
・FLAUTINA CD28


注:モダン・オーケストラ=複数のシンセサイザーとサンプラー;様々な打楽器;事前に録音された器楽、声楽のアンサンブルとサウンド・シーン(ありとあらゆる身近な音響のモンタージュ)のマルチ・トラック・テープ。

投稿者 まっちゃん@シリウス : 10:11 PM | コメント (0) | トラックバック

September 14, 2003

凡例

CD その作品が収録されているStockhausen VerlagのCDの番号。
>> 当サイトにその作品に関する記述有り。
# その作品の実演に接した事がある。
S その作品のスコアを所有。
[ ] その場面を独立した作品として演奏するために多少編曲されたヴァージョン
個人的なお薦め作品。



楽器名、声種名略号:

sop. ソプラノ alt. アルト ten. テノール
bar. バリトン bas. バス orch. オーケストラ
b-hrn. バセット・ホルン cl. クラリネット e♭-cl. E♭管クラリネット
b-cl. バス・クラリネット fl. フルート a-fl. アルト・フルート
picc. ピッコロ ob. オーボエ e-hrn. イングリッシュ・ホルン
fg. ファゴット k-fg. コントラ・ファゴット s-sax. ソプラノ・サックス
a-sax. アルト・サックス t-sax. テナー・サックス br-sax. バリトン・サックス
b-sax. バス・サックス tp. トランペット p-tp. ピッコロ・トランペット
f-hrn. フリューゲル・ホルン tb. トロンボーン a-tb. アルト・トロンボーン
hrn. ホルン t-hrn. テノール・ホルン euph. ユーフォニウム
vln. ヴァイオリン vla. ヴィオラ vlc. チェロ
pf. ピアノ synth. シンセサイザー perc. 打楽器
投稿者 まっちゃん@シリウス : 11:59 PM | コメント (0) | トラックバック

Stockhausen: Licht 概略

シュトックハウゼンが20年以上にわたって作曲し続け遂に完成された大作オペラ「Licht - 光」は7つのオペラから構成されています。
演奏順に並べると「月曜日」「火曜日」「水曜日」「木曜日」「金曜日」「土曜日」「日曜日」となります。

当初の予定ではちょうど一週間掛けてこの7つのオペラを連続演奏する予定だったのでしょうけど、「日曜日」の最終場面のHoch-Zeitenのスコアには、「日曜日」全曲を演奏する場合、5つの場面を3日間に分けて演奏するのが理想的である、と書かれています。その他のオペラもヘリコプターを4台用意するとか(笑)ステージのセッティングにとてつもない労力がかかるので、7つの別のプロダクションがそれぞれのオペラにかかりっきりにならない限り、この7つのオペラを全曲上演するのは(決して不可能ではないですが)極めて困難かと思います。

それは、ともかく。。。

「光」は3人の主要なキャラクターが中心となっています。
ミヒャエル、ルツィファー、エーファの3人です。

それぞれのオペラでこの3人のどのキャラクターが中心になるか、というのが異なっていますが、
それを以下に記します。
(ミヒャエル=M, ルツィファー=L, エーファ=E)

月曜日 E
火曜日 M L
水曜日 M L E
木曜日 M
金曜日 L E
土曜日 L
日曜日 M E

つまり1つのキャラクター、2つのキャラクター、3つのキャラクターの全ての組み合わせがなされていて、この辺にも「セリー作曲家シュトックハウゼン」らしさがかいま見えます。

この7つのオペラの作曲順も非常に論理的です。

木曜日M1978~80
土曜日L1981~83
月曜日E1984~88
火曜日M L1977/1987~91
金曜日L E1991~94
水曜日M L E1992~93/1995~97
日曜日M E1998~2003?

全体を総括する意味もある日曜日が最後になっている所だけは例外ですが、それ以外は少ないキャラクターの組み合わせから全てのキャラクターの組み合わせに向かって作曲されている事が分かります。

全体を演奏すると20時間以上掛かる超大作ですが、この大作の構成はたった一分の短い3声のメロディー(スーパー・フォーミュラと言います)によって演奏時間、中心音などが厳密に規定されています。

投稿者 まっちゃん@シリウス : 09:52 PM | コメント (0) | トラックバック